何か話題らしいので経験者として言いたいことがいっぱいある。
中学受験自体の是非は色々あると思いますけど僕はプラスだったと感じています。
まず他市の友人が出来ること。
市内の人間はスポーツクラブだったり習い事で知り合いになったりしますけど市外の人と触れ合うことは少ないと思います。
また、僕のいってた塾は夏合宿っていうのがあって夏休みに3日ぐらい勉強合宿してました。
そこで他県の人なんかと机並べて勉強するのは楽しかった。
次にその人達はそれなりの育ちだということ。
公立小学校を悪くいうつもりはないですけど上から下まで色んな人がいますよね。
20年前なので今とは違いますけど、当時中学受験するって親が教育熱心だとか親も私立出身の人が多かった。
うちも母親が一貫出身だったので当然のように選択肢としてありました。
公立小→公立中って両親だとそれが当然なので選択肢として準備しない気がします。
そういう選択肢をもたせて貰った事には親に感謝しています。
で、実際の受験勉強なんですけど結構面白かった。
小学生がやる気出るようなシステム作ってるんでRPGのレベル上げとか格ゲーの勝負みたいにクラスを上げていくシステム。
ランク上がるから成績出したくなる。成績出すためには勉強すると努力と結果が目に見えてる。
僕が塾に入ったのは5年の後なんで遅いほうでしたが最上位クラスまで辿り着けました。これもこのランク上げが面白かったからですね。
塾内では成績が実力、成績が正義。そこに親の金やその他の実力は関係ない。ある意味で平等な世界でした。
そうやって受験戦争を勝ち抜いて中学に入ったんですけど、やっぱりここも塾の延長で同じぐらいの学力の人間がいる。
同じ試験を通ってきたんで共通の話題があるわけです。最初は大体その話ですね。
そしてここでも物をいうのは成績。陰キャだろうと不良だろうと成績が良ければ尊敬される。
一貫は6年間同じ顔ぶれなので嫌でも仲良くなる。小学校も6年間一緒ですが小学校より濃いと思います。
特に僕は男子校だったので近所の女子校の文化祭の家族チケット手に入れて遊びにいったりと楽しかった。
大学は色々な進路に分かれるので散り散りになりましたが未だに高校の同期とは連絡取ったり飲みに行ってますね。
そんな学校だったんでみんなそれなりの大学行ったしそれなりに働いてて貧乏なやつはいないかな。いても連絡してこないから知らないが。
母親も一貫出身って書きましたが、母も高校の同期なんかと食事に行ってましたね。育ち、環境、金が近い人間は気兼ねなく付き合える。
そんなわけで僕は中学受験肯定派ですし、子供が出来たら受験という選択肢は提示してやろうと思います。