一番良くないのは自分なら大丈夫であると過信すること。
常に疑ってかかる。これが大事。もしくは宗教をすべて否定するか。
私は後者です。信じるものは筋肉と金。古代の力は筋肉、現代は金が個人で持てる力。
通貨は極めて社会的なものなので古代には存在しない。ここでいう古代とは原始時代レベル。
社会的ではない財力は食料になるのかな。貴金属も価値を社会で共有しなければ価値がない。
一方食料は本能的に価値がある。
宗教は2000年以上前からあるが、その成り立ちを調べると社会性と共にある。
基本的に神と信徒の構図で成り立つのが宗教。その間に牧師や神父、坊主が立つ。
神と信徒の時代であればなんの問題もなかったが必ず神の代理人やら宗教家という存在が出来る。
逆にいない宗教は組織化されていないので布教が出来ない。
古代ローマでも最高神祇官という役職が存在する。多神教である日本の神道も神主がいる。
では社会的に認められた宗教とカルトと呼ばれる宗教の違いとは何か。
カトリックにもイスラム教にも寄付や喜捨の文化はある。サンピエトロ大聖堂だって免罪符を売って建てた。
免罪符なんて統一教会の壺やオウムの水と何ら変わらない価値のないもの。
つまり宗教の根源は一緒。カトリックも統一教会も同じクソ。そりゃルターもぶち切れますわ。
だが現代では政教分離が決まっている。何故なら民主主義に政教一致は不可能だから。
信教の自由と政教分離、これが出来ない国は民主主義国家を名乗るべきではない。
民主主義は多数決を基本に考える。一方で宗教はどうしても分裂する。
この経緯は三十年戦争を見ると分かりやすい。領主と領民じゃプロテスタントとカトリックで分離したりしてる。
そりゃ領主も1人の人間だからどっち信じるってなるだろ。他に実利もあるし。
一方で領民は素朴だから伝統や信じたいものを信じる。そこがズレるわけ。
専制君主の時代ならそれでよかった。日本も隠れキリシタンとかいたわけだし隠れてればいい。
それが民主主義になった。これは1人の名君を探さずに100人のアホで考えて妥協点を探る方法。
人は数が増えるとこうなる。実際は100人が全員判断してるわけではなく数人の船頭がいった方向で決めてるんだが。
これFF14やって学んだことね。初見のアラとかで適当な方向に行くとかなりの数が付いてくる。そして被弾する。
MMOはこういうところが生身の人間の判断見れて面白い。自分で判断してないのよね。
脇道に逸れたが判断すると仮定してその判断材料は何か。
知識や経験はもちろんだが、教養や伝統も含まれる。
中世、欧州では現代においても教養にキリスト教が含まれる。なのでこいつらは許される。
2000年頑張れば教養まで昇格する。日本でも仏教や神道の影響は軽んじるべきではない。
宗教はクソ。そして宗教を否定した共産主義も新たな宗教と化したのでクソ。
レーニン廟のどこが宗教否定してるんだよ。宗教を根絶しようとしても人民をまとめるために結局宗教が必要。
ベトナムだってホーチミンを神格化したわけだ。個人のカリスマで社会を運営するとチトーみたいに死んだら瓦解する。
なので死人を神格化して代理人として振る舞うってわけ。
別に死人じゃなくて妄想の神だったのが古代。
よくSFでマザーコンピューターの指示がみたいなのあるけどあれも結局神を作ってるのよね。
機械で創造された神ってかっこいいけど発想が古代なんだよね、彫刻崇めてたのと変わらんわ。
フランス革命も宗教を否定したんですけど、これも理性を信じる神を自作した。
結局どこまでいっても宗教はついてまわる。ガンダムの時代にもあるんだろうか?
時代背景を考えるときに宗教の要素を除外するとリアリティが薄れる。
かといってなろうとかは適当に書きすぎ。悪の巣窟にするしか能がないのか?
嫌いだからこそかなり調べましたが、宗教とは奥が深い。とくに三大宗教はそれぞれの超天才が1000年以上かけて作ったから面白すぎる。
これも1種の洗脳かもしれん。